NICUに入院するなら これだけは事前に用意すべき3選まとめ!
皆さん、こんにちは!娘(お嬢)を超低出生体重の648gで出産したlala♪です。
「赤ちゃんが小さい」と指摘があった妊婦さんの中には、出産時の赤ちゃんの体重が「2.500g未満での出産」が見込まれることがありますよね。
赤ちゃんが小さめで産まれた場合、その他に黄疸、疾患、染色体異常などで医療的ケアが必要な場合に産後「NICU」に赤ちゃんが入院するのをご存知ですか?
NICUって何?
出産準備で必要なものは通常の出産と違うの?
いつ準備しておくといいの?
という疑問を持たれる妊婦さんも多いことでしょう。
そこで今回の記事では、実際に赤ちゃんがNICUに入院した時に「用意しておいてよかった」と私が感じた
事前に用意しておくと後悔しないアイテム3選をお伝えします!
目次
NICUって?
事前に用意するアイテムを紹介する前に、まずNIUCについて少し触れておきましょう。
NICUには赤ちゃんが2,500g未満(医師の判断により、赤ちゃんの健康状態によって2,500g未満でもNICUに入院しなくてもすむことがあります)、早産、生まれつき病気のある赤ちゃんが入院します。
呼吸の力が弱い赤ちゃんは人工呼吸器をつけて呼吸を助けたり、哺乳が難しい赤ちゃんには点滴や、口か鼻からチューブを入れる経管栄養で薬や母乳、ミルクを入れてあげたりします。
体温調整が難しい赤ちゃんは、保育器の中に入り、赤ちゃんに適した体温や湿度を保てるようにしています。
お嬢もNICUで人工呼吸器、点滴、経管栄養、保育器の医療的ケアを受けました。
続いて、NICUに赤ちゃんが入院した際に、知っておくべきことを2点お伝えします。
すぐに授乳するのは難しい
通常の出産ならば、ママの体調が回復次第すぐ、赤ちゃんに授乳ができるでしょう。
しかし産まれてすぐNICUに入院する赤ちゃんに、すぐ授乳をするは難しいことが多いです。
- 赤ちゃんがまだ哺乳できない
- 命優先で医療的ケアを受けている
- ママがコロナの濃厚接触者、もしくは感染者のため、直接赤ちゃんと接触できない
など、様々な理由です。
実はお嬢を出産した際、本当に運が悪いことに同じ病室でコロナ感染者がいて、私が濃厚接触者になってしまい、産後お嬢としばらく会えなかったのです💦
コロナの影響で、赤ちゃんと産後離れてしまうケースも本当に多く、直接授乳できないケースもあると感じました。
直接授乳ができないとなると、母乳をあげられる方法は「搾乳(母乳を搾ること)」して赤ちゃんに与えるということになります。(「搾乳」についてはまた他の記事で詳しくお伝えしますね!)
スマホ持ち込み禁止がほとんど
NICUには持ち込めるもののルールが病院ごとに異なりますが、私が知る限り
スマホを持ち込める病院はほとんどありません
これを知っておかなければ、赤ちゃん産んだ後すぐにスマホで写真や動画をとるつもりだったママさんは本当にショックを受けます!!
これだけは事前に用意すべし!3選
NICUについてお伝えした上で、優先度が高い順に、事前に用意すべきおすすめアイテムを紹介します♪
ハイリスク出産の方は直接店舗に行って購入するのが難しい方が多いかと思いますので、ぜひ効率よく産前、産後もネットでの購入を検討してみてくださいね!
ビデオカメラ&デジカメ (優先度★★★)
NICUでスマホが持ち込み禁止であることをお伝えしましたが、ビデオカメラやデジカメは持ち込み可能で、許可を取れば赤ちゃんの撮影も可能なところがほとんどです!
病院によってはこの辺のルールを事前に教えてくれないことがあるので、事前にこちらから確認してみてくださいね。
確認不足で産まれたばかりの赤ちゃんの撮影ができなかった…
ということがないようにしましょう。
ハイリスク出産予定の方は赤ちゃんの出産が「いつになるか」読めません。
そのため、できるだけ早くビデオカメラやデジカメ購入しておくことをおすすめします。急な出産だと産まれたばかりの赤ちゃんの撮影が間に合わない可能性があります💦
また、ご自身が出産トラブルで産後動けない場合は、パートナーや頼れる方などがNICUに行き、赤ちゃんの撮影ができるように、購入したビデオカメラやデジカメの所在を伝えておきましょう👍
また、ご自身が出産トラブルで産後動けない場合は、パートナーや頼れる方などがNICUに行き、赤ちゃんの撮影ができるように、購入したビデオカメラやデジカメの所在を伝えておきましょう👍
それでは、おすすめのビデオカメラやデジカメなどを紹介します!
ビデオカメラ
SONY デジタルHDビデオカメラレコーダー HDR-CX680
予算かけられるなら写真も撮影できて、画質の良い「ビデオカメラ」がおすすめです。
ちなみに出産前後にコロナ濃厚接触者だった私は、 HDR-CX680 のビデオカメラをNICUの方にお願いして撮影していただき、長めの動画を撮影していただくことができました。(一生の宝物です!!)
HDR-CX680 のビデオカメラのおすすめポイントは
- とにかく画質がキレイ
- コンパクトで軽くて持ち運びが楽!
- Wi-Fi接続でスマホに動画(写真)を移せる!!
口コミ評価がかなり高く、購入の決め手となりました。
ちなみに一人目出産の際に、他の産後のママさんがビデオカメラで赤ちゃんの撮影をしていて、今思えば一人目もビデオカメラを購入しておいて撮影すればよかった…と後悔しています。
そのくらい動画のクオリティに感動しました✨今後も行事やお出かけの際に長く利用できそうです💓
デジカメ
KODAK コンパクトデジタルカメラ FZ55
実はここ数年でデジカメの価格が高騰しています。
ソニーの公式HPによると、「半導体不足をはじめとする外部環境の影響を受け、原材料費、製造・物流コストなどが高騰していること」が原因とされていて、ソニーやNIKONのカメラで2万以下のものは新品だとなかなかありません💦
そこで今回はコスパが高く、評価の高い「KODAK コンパクトデジタルカメラ FZ55」を紹介します!
・価格以上のクオリティで満足度が高い
こちらのおすすめポイントは
・フォトタッチアップで肌色修正が可能
・非常に軽量でコンパクト!持ち運びしやすい
デジカメは今後「NICU」でしか使用する予定がないという方には、コスパの高いKODAK コンパクトデジタルカメラ FZ55の購入を検討してみてくださいね。
チェキ
チェキ 本体 FUJIFILM 富士フィルム カメラ チェキハイブリッドインスタントカメラ instax mini LiPlay
チェキをご存じでしょうか?
最近のチェキはデジタル化していて、本当に進化しています!!
チェキのおすすめポイントは
- 撮影して、すぐその場で写真が簡単に印刷できる!(印刷して他の人にも渡せる)
- カメラのデザインがかわいいのでテンションが上がる💓
- スマホのアプリで写真デザインの装飾可能。(スマホに写真の保存も可能)
- メッセージを写真に書き込める!
- SDカードからデータをパソコンに移せる
産後の入院は赤ちゃんを抱っこしたり、直接授乳することが難しいので「寂しさ」や「孤独」が生まれることが多いです。
そんな中、撮影して印刷した赤ちゃんの写真を見ると心の支えになります。
赤ちゃんの写真を見ながら搾乳すると、母乳量が増える!なんて説も。
ぜひ購入を検討してみてくださいね。
母乳バック(優先度★★)
NICUでは、「産後すぐに赤ちゃんに直接授乳することが難しい」とお伝えしました。
そこで必要なのが「搾乳」なのですが、ママが退院した後、搾乳した母乳を入れる「母乳バック」というものが必要です。
「母乳バック」は、搾乳した母乳を入れて、冷凍、冷蔵して保管できる袋と思っていただければと思います。(結構価格が高いんですよね💦)
ママが産後入院中のうちは、搾乳した母乳を哺乳瓶などに入れて渡せばNICUの赤ちゃんに届けてくれるので、退院するまでに手に入れておけば良い(ネットなどで購入すれば間に合うはず)
のが通常なのですが。
なんと私はイレギュラーで産後入院中、すぐに必要になってしまいました。
なぜか。
私が出産前後に、コロナ濃厚接触者になってしまったからです。
NICU側としては
「コロナ陰性だということが確実だったら、母乳をあげたい」
と思っていたようで、私の母乳を「冷凍」して保管する必要があり、母乳バックを使用する必要がありました。(当時私はそれに気付かず、みんな入院中母乳バックを使用するものだと思っていました…)
産まれてすぐのお嬢に母乳が届いていなかったのは、私がコロナ濃厚接触者だったため。
本当に悔しい結果ですが、のちに冷凍母乳が届けられていました。
母乳バックは病院の売店に売っていたのですが、希望のサイズはなく大きめのもののみ。
ぜひ、私の経験を踏まえて母乳バックは「産前に」用意しておくことを強く!おすすめします!!
さて、産後すぐにどんな母乳バックを選べば良いかですが、
容量が少なめの母乳バックがおすすめです✨理由は2つ
- 最初は搾乳でとれる母乳量が少ない
- 最初は赤ちゃんの飲む量が少ない
母乳は少しずつ出る量が増えてくることが多いので、最初は容量の少ない物で充分でしょう。
また、産後すぐの赤ちゃんは、1回の母乳の摂取量が0.5、1ml…など、非常に少ないです。(慎重に量を増やして様子を見ていきます)
母乳の消費期限は、解凍してから24時間以内のため、例えば80mlの母乳を解凍して24時間以内に使いきれなかった母乳は処分されてしまい、非常にもったいないです!
なので、母乳バックの料金はかかってしまいますが、母乳量が増えてきても、赤ちゃんの摂取量に合わせて、
容量少なめの母乳バックに「小分けに」母乳を入れることをおすすめします。
NICUの方に
今、赤ちゃんは母乳をどれくらい飲んでいますか?
と適宜確認することもおすすめですよ!
それではlala♪がおすすめする、産前に準備しておくとよい母乳バック!
ピジョン 母乳フリーザーパック 40ml 50枚入り
こちらの母乳バックのおすすめポイントは
- ジップロックのように封ができるので、扱いが簡単
- 40mlサイズはピジョンのみ
- 日本母乳バンクと提携を組んでおり、日本母乳バンクのお墨付き
母乳バックはすぐなくなってしまうので50枚入りをおすすめします。(買い足すのも大変です)
また、店舗に40mlや50枚入りはなかなか置いてないことがあるので、ネットでの購入がおすすめですよ✨
カネソン 母乳バック 50ml 50枚入り
ピジョンの40mlの次に容量が少なめなのが、カネソンの50mlです。
こちらの母乳バックのおすすめポイントは
- 病院が推薦している母乳バック(病院の売店や店舗においてあるのはカネソンが多い印象です)
- 日本母乳バンクの水野先生もおすすめしている
- つまみがついていて、口開きが簡単にできる
私も最初は病院の売店でこちらの母乳バックを購入し、使っていました!
母乳バックを販売しているメーカーは少なく、選ぶポイントとしては使用したい「容量」で選ぶことをおすすめします。
実は母乳バックの解凍時間は容量はが少ないほど「早く」解凍することができます。(80ml、100mlは時間がかかります)
そのため、赤ちゃんが退院した後、40mlや50mlの母乳バックが大活躍しました!
容量が少ない母乳バックは利便性が高く、状況に応じて長く使えますよ✨
搾乳機(優先度★)
搾乳は、手搾りか搾乳機で行うことになりますが、ママが入院中は病院で搾乳機を借りられることがほとんどです。(事前に病院に確認しておくことをおすすめします♪)
なので、基本的にはママが入院中、ネットで注文しておいて、退院後に間に合えば大丈夫なので優先順は低めです。
ただし、以下の方は事前に用意しておくことをおすすめします。
- 搾乳機の使い方を事前に知っておき、退院後すぐに使えるような状態にしておきたい方
- 退院後に里帰りをする予定で、退院後の移動中「搾乳」がすぐに必要な方
最初に搾乳機を使った際に、搾乳機によってはパーツを分解して洗って、また組み立てるので、
ちょっと複雑….
事前に慣れておいた方がよかったかも…
と思ったことがあります。
また、退院後に長時間の移動中、搾乳が必要になる場合はすぐ使える状況にしておく必要があるので、入院前の購入をおすすめします。
「手搾り」は非常に時間がかかって手も痛くなります。私の周りの低出生体重児を出産したママさんも、ほとんどの方が搾乳機を使っていました。(ちなみに私は入院中、手搾りを教わらずにいきなり搾乳機を看護師さんから教わりました!)
そのため、事前に用意しても無駄になることはないと言えるでしょう。
おすすめの搾乳機はいくつかあり、搾乳機について詳しく知りたい!という方はこちらの記事で詳しく掲載していますので、ぜひご覧ください♪
それでは、入院前に搾乳機を購入する方に向けておすすめの搾乳機を2つ紹介いたします!
メデラ ソロ電動搾乳機
私が最初から最後まで愛用していた搾乳機です。片方ずつ搾乳するタイプの電動搾乳機です。
デメリットとしては、片側ずつ搾乳するタイプなので、ダブル(両方)で搾乳するタイプより、搾乳する時間がかかるということです。
しかし、こちらの搾乳機のおすすめポイントは
- パーツが少なくて、洗うのや持ち運びが楽!
- 充電して使うタイプなのでコードレスで使えて、使う場所を選ばない!(ストレスフリー)
- 電動の搾乳機の中で、比較的音が静かである
いつでも持ち運べてどこでも搾乳できるのは大きなメリットです!買ってまず後悔しない搾乳機です!
メデラ ハーモニー手動搾乳機
手動タイプの搾乳機です。
他にメーカーの手動タイプも利用したのですが、入院中に借りて使ったメデラの手動搾乳機が一番使いやすかったです。
デメリットとしては、手動タイプ全般に言えることなのですが、手が痛くなってしまうことです。
しかし、こちらの搾乳機のおすすめポイントは
- 電動タイプより価格が安い
- 非常に軽いので、持ち運びが楽
- 搾乳する際に音が静かである
搾乳終わっても、次の搾乳がまた来てしまう…。特に深夜の搾乳後、搾乳機を洗うのが大変ですよね。
そんなの時、「比較的価格の安い」こちらの手動搾乳機も併せて購入しておけば、深夜は搾乳機を洗わず放置➡朝はセカンドの手動タイプを利用する、などの使い方ができますよ!
搾乳機2台持ちの低出生体重児の出産ママさん、とても多い印象でした!
まとめ
今回の記事では
NICUに入院するなら これだけは事前に用意すべき3選まとめ!
- NICUについて
- NICUの入院前に必要な物
を中心にお伝えいたしました。
いつ出産になるかわからないハイリスク出産は不安でいっぱいですよね。
産後もバタバタとしたり、ご自身の体調が整わなかったりすることがある可能性を考えて、できるだけ出産前に準備できるものをそろえておくことをおすすめします。
最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!