前期破水でまさかの早産!自身のメンタルを守るために心がけたことは?
こんにちは!
お嬢が胎児発育不全だったため、648gで出産したlala♪です。
リトルベイビー応援ブログでは、みなさんのリトルベイビー出産エピソードを募集し、紹介させていただいております。
たくさんのご応募ありがとうございます!
今回はご応募いただいた中で、「前期破水」だったために、リトルベイビーを出産した聖子さんの出産エピソードです!
※現在聖子さんのお子さんはNICUに入院中(2023年9月現在)です。
今回の投稿では、聖子さんの話を元に、早産の原因となる「破水」について詳しくお伝えします!
また、聖子さんご自身が産後、ご自身のメンタルをどうやって守り抜いたかも参考になると思いますので、
併せてお伝えしていきます!
※聖子さんから特別に写真をいただきました。転用は禁止とさせていただきます。
目次
前期破水について
多くの「破水」は正期産の出産時に伴いますが、聖子さんは妊娠22週頃に「破水」しました。
陣痛が始まる前に破水してしまうことを「前期破水」と言います。
前期破水
・破水した週数が早いほど、流産や早産のリスクが高まる
・高齢出産では破水しやすいと言われている
また、聖子さんは当時39歳。高齢出産であったことは、破水しやすい原因の一つとも言われています。
本人は無自覚なことも
聖子さんのように、まだ正期産でなく、妊娠22週頃であれば、尿漏れやおりものかなと勘違いし、破水に気が付かないケースも多いと言われています。
実際、聖子さんは当時の様子をこう語っていました。
22週くらいから少し歩くと腹痛があり、でも座るとすぐ治まって…。
その頃から水っぽいおりものも気になりだして。
でも5日後に検診だからその時に先生に話してみよって感じでそんな気にしてなかったんです。
聖子さんの妊娠中の様子も…
聖子さんは卵管片方ありません。
しかし、ご自身の持病はなく
つわりも全然なく、妊婦なのを忘れてしまうくらいでした!
医師から破水するまでは、特に指摘されることもなく、
問題なく過ごしていたのですね!
破水に気付かないリスク
前期破水に気が付かないと「感染症のリスク」が高まってしまいます。
「もしかしたら…」というお気持ちを大切にして、気になることがあれば病院にすぐ相談したり、診てもらったりするようにすることを強くおすすめします。
何もなかったらそれに越したことはないので…!
出産の様子
前期破水で出産に至った聖子さん。二人目の出産でした。
お子さんの出産時の様子
・週数 24週1日
・体重 598g
・身長 31.5センチ
出産に至ったのは「感染症」
原因は子宮内感染でした。
1ヶ月検診の時に、確定されました。
破水から感染だと菌を抑えれて管理入院で「いけるところまで」というのが理想だったのですが、
一日抗生剤やっても数値が良くならず、破水してたので陣痛きてもいけないし、赤ちゃんへの感染が一番怖いからということで、
緊急帝王切開になりました。(小児科の先生もいる万全な体制で、というのもあったみたいです。)
破水後には陣痛がきます。
また、前期破水後は、一旦、必ず管理入院になります。
破水のリスクである「感染症」に聖子さんはかかってしまったのですね…!
当時の気持ち
「22週の壁」を超えて、少し安心していて、まさかの破水。
破水した時は正直「やばい!どうしよう…」と思いました。
赤ちゃんの障害、病気のリスクなども頭をよぎってしまい、
「いっそのこと助からなければ…」と思ってしまいました。最低ですよね。
破水したのが2023年5月18日4時半。
そこから通ってたクリニックにいって、そのまま大きい病院に救急車で移動しました。
検査やらなんやらで10時くらいに病室着いて落ち着いた感じです。
子宮内感染だったので 夕方くらいに数値治まればいいけどって言われてました。でも、全然ダメで…。
簡単ではないこと
聖子さんのように、「いっそのこと、助からなければ」と思うことに対して、批判があるかもしれません。
ですが、早産児ママの私としては全く、そう思いませんし、理解できます!
錯乱した状態でそう思ってしまうのは無理もありませんし、
「助かってよかった」
と完結できるほど、軽い話ではないのです。
ママさんは誰でも、赤ちゃんの幸せを深く願っています。
だからこそ、赤ちゃんが苦しい思いをして生きて欲しくない気持ちがとても強いのです。
気持ちの変化
破水がわかった時には、
「いっそのこと助からなければ…」と思っていた聖子さん。
しかし、徐々に気持ちが変化していきます。
出産直前に思い直す
感染おさまらないし、破水してたから夜中に陣痛くるのは最悪なパターンだから小児科の先生と相談して
一時間後に帝王切開ってなったんですけど、
もうその時には、なるようになる!!!ほんとそれしか思ってなくて。
そう思おうとしてたのかもしれないんですけど、ほんとその気持ちだけでした。
我が子との対面
出産して赤ちゃん一瞬見たんですけど、目めっちゃ開いてて、それを見た瞬間、なぜか
「大丈夫だ!」
って思えたんですよね!
カンガルーケア
初カンガルーケアは泣けましたね。(耐えましたけど笑)
小さい!!ってまず思いました。そして、感極まったし、ほんとに産んだんだなって。
がんばった赤ちゃんは本当にかわいくて、
抱っこできたら雑念がふっとびますよね!(←経験者)
NICUでの様子
現在、NICU入院中の聖子さんの赤ちゃん。
出産後の赤ちゃんの様子をお伺いしました!
赤ちゃんの診断、疾患
●未熟児網膜症
1度眼科の先生から呼び出しがあってそこで初めて説明をうけました。
そのとき、5段階中2です。
3になったら治療があるようです。今も2.3をウロウロしてるみたいです。
未熟児網膜症は以前書かせていただいた
みきさんのお子さんもそうでした!
\未熟児網膜症について詳しくはこちら/
●浮腫(むくみ)
700gら辺の時に1回ぐんと体重が増えて喜んでたんですが、それがよくなかったみたいで…。
1週間くらい点滴がはじまりました。
医師からは、そこまで大したことでは無いと言われました。
●胃食道逆流症
現在も哺乳瓶お休みで胃管でとろみをつけてミルクとってます。
飲み薬と漢方 服用してるみたいです。
原因はまだ肺の入口?が未熟なため、入口の筋肉?が弱いため逆流して変なとこに入ってしまってむせる、もしくは苦しくなるみたいです。
哺乳瓶お休みしてるから退院は少し長引くのかなって勝手に予想してるところです。
ちなみにとろみ剤は病院でなく、聖子さんが購入して用意しています。
胃食道逆流症は退院後の赤ちゃんにも多い印象で、もしとろみ剤を使用する場合は参考にしてみてくださいね!
\ネットは50包~販売しています!/
ソフティアS(聖子さんのお子さん使用のとろみ剤)
売店では、ジップロックに10個くらい小分けしたやつと、1箱が売っていて、
看護師さんが とりあえず10袋はいった(ジップロックのやつ)のでいいって言っていたので、303円でした!
保育器を出てからの様子
予定日だった日に保育器から出ました。
そのときは、胃管のみ。
服も着させてもらって、これからは自由に抱っこできるって思っていたのですが、2日後くらいに 息を止めてしまうことがあるって言われて。
前から眼科検診で疲れた後はそうゆう傾向があるとは言われてました。
血液検査とか色んな検査で問題なかったので、多分小さいからだと言われました。
時々息を止めてしまうことはあるようですが、現在酸素なしです。
入院中の赤ちゃんへ
とにかく、早く一緒に過ごしたい!それですね!それしかないです!!
産んだはずなのに居ない…でも病院いくと自分の子供がそこにはいて、不思議すぎて、今。
産んだはずなのに赤ちゃんが側にいない寂しさを
多くの早産児ママが経験します。
この寂しさに耐えるの、結構辛いですし、
不思議な感覚ですよね…!
リトルベイビーのママやパパさんさんたちへ応援メッセージ
たぶん、みなさん、まさか、、?わたしが?と思うと思うんですよね。
「リトルベビー」って言葉、わたしも最近知って… 。
慌てるし焦るし、「どうしよう」って誰もがなると思います。
うちもまだ退院してないし、この先何があってどうなるのか、、もちろん不安ですし.
でも、ほんとなる様にしかならない。
わたしは、その言葉で乗り切ってきました。
だから、全然参考にならないかもしれないですけど、とにかくママパパが不安定になってしまうと、しんどいと思うので、
信じましょ!赤ちゃんを。
赤ちゃんも頑張ってる。病院の先生達も。
それなら自分たちも今できることに全集中して、なっても無いことを考えたりするのはつらくなるので… 。
「なるようになる。」
わたしはこの言葉で自分自身のメンタルをまず守ってきました。
自身のメンタルを守り抜いた方法
聖子さんのお話を聞いて、聖子さんの「強さ」を感じました。
私たちは「不安」から「安心」を求めてネットで検索したり、知らないことを「知ろう」とします。
私はよくお嬢の未来を予想して、今後必要であろうことを調べてきました。
そうでもしないと不安で押しつぶされそうになってしまったからです。
ですが、その情報は逆に自身を不安にさせる材料となってしまうことも。
そこで聖子さんは自身のメンタルを守り抜く道を選び、あえて「調べない」「知らないでおく」道を選びました。
今ある情報、余計な情報は入れない。
そこには100%赤ちゃんを信じる強さがあったから。
私はネットで情報を得て、お嬢の「用意されている」予後を想像してきました。
まだまだ、今でもそうです。
「きっとこうなっちゃうだろうな」
と、心のどこかでお嬢に期待しないでおく。
でもそれってきっと、本当は間違っているのではないかと思うのです。
なぜなら予想していた未来をお嬢が覆していくからです。
もっともっと、お嬢を信じる力が足りていないと実感しています。
私には「覚悟」があっても「強さ」が足りないのですよね…!
参考までに
前期破水で早産したケースを取り上げたものがあります。
なかなか気持ちが整わなくて見られない…という方もいらっしゃると思いますので、参考程度に…。
ただ、「コウノトリ」は聖子さんのお話と重なる部分があるので、個人的にぜひ見ていただきたいです。
(Amazoプライムビデオで視聴可能!)
コウノドリ
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4.小さな命あなたを救うのは私
手のひらの赤ちゃん
ブログで以前紹介した、「手のひらの赤ちゃん」
(涙なしでは読めない本なので、落ち込みやすい方にはあまりおすすめできませんが、
前期破水や超低出生体重児の産後どのようなリスクがあり、どのような治療を受けるのか、について詳しく書いてあります。
読める方には、おすすめしたい本です。)
まとめ
今回は聖子さんの出産エピソード
・「前期破水」について
・出産の様子
・NICUの様子
・自身のメンタルを守り抜いた方法
などを中心にお伝えしました。
ネット検索をされない聖子さんが、私のSNSやブログをご覧いただき、出産エピソードに応募いただけたことを名誉なことだと思っています。
世の中いろんな情報にあふれている中で、できるだけ「不安にさせない」情報を発信してきました。
多くのハイリスク妊婦や早産児ママさんに「希望を持ってほしい」「笑顔になってほしい」と思っています。
今後もそんなお話をしていきたいです!
聖子さん、貴重なお話をありがとうございました!!
リトルベイビー応援ブログでは、出産エピソードを随時募集しています。
ぜひご応募お待ちしております♪
それでは今回はこの辺で…
ご覧いただき、ありがとうございました。