出産してびっくり!実は多い早産児&低出生体重児あるあるの話6つ
みなさんこんにちは♪お嬢を約2ヶ月早産で、648gで出産したlalaです。
妊娠中、色々調べて覚悟して挑んだハイリスク出産ですが、出産後に
出産してびっくり!こんなこと知らなかった!
これって低出生出産児あるある?
と低出生体重児の赤ちゃんに関する、びっくりした光景や出来事をlala♪の解説付きでまとめてみました!
産後の方は
うんうん!これわかる!!
うちの子がそうです!!
という方が多くいらっしゃるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです!
妊娠中の方はたくさんのネットの情報を見ているかと思いますが
さすがにここまでは知らなかった!
という情報もあるかと思いますので、参考にしてみてくださいね!
それでは、いきなりですが
「出産してびっくり!実は多い早産児&低出生体重あるあるの話6つ」
をご紹介します!
赤ちゃんの頭の形が気になる
・頭の形が長い
早産児の赤ちゃんは、「頭の形が長い」ことが多く、その後もしばらくは長いことが多い印象です
NICUでうつ伏せや横向きの姿勢を多くとっていると、頭の形が長くなりやすいと言われています。
・斜頭症
頭の形が左右非対称の状態のことです。
お嬢は斜頭症で退院してきました。
「向き癖」で同じ方向ばかり向いていたのが原因です。
NICUの看護師さんは低出生体重児の赤ちゃんたちをたくさん見ているので、向き癖に注意するところまではなかなか手が回らない印象でした。
【改善策】
医師によると頭の形は成長と共に(歩き始めるなど)落ち着いてくることが多いですが、中には改善しないままの低出生体重児もいるようです。
そのため、今できる対策を「早め」に実践することは無駄な努力にはならない!と考えました。
しかし、「向き癖を改善するために、低出生体重児の赤ちゃんを、向き癖でない方の横向きにする時間をつくる」(背中にバスタオルなどを丸めて置く)という医師のアドバイスは、あえなく失敗…。
お嬢がすぐ動いてしまってうまくいきませんでした。
そこで、斜頭症が改善するために行って成功した対策や、おすすめの対策をご紹介します!
①抱っこする時間を増やす
こちらはママ・パパがとても体力を使うことなので、できればやってみていただきたい対策です。
寝ている状態だと、頭が常にどこかしら床についた状態であるため、抱っこして頭を浮かせた状態の時間を、多く確保することが望ましいようです。
②向き癖防止枕を使う
抱っこばかりは大変…赤ちゃんも寝ている時間がまだ多いし
という方には、「向き癖防止枕」がおすすめです!
実際にお嬢が使っていた、向き癖防止枕はこちらです!!
「頭の形」で悩んでいるフォロワーさんはやはり多く、二人におすすめすると「購入しました!」とのことでした(笑)
その後頭の形についての悩みを聞いていないので、改善できたのかな?と考えています。
③ヘルメット治療を検討する
こちらは主治医から提案があり、ちょっと悩みましたが、ヘルメット治療をせずに様子を見ることにしました。
やってみるか様々な理由で(ずっとヘルメットをつけて生活するようになるので)j非常に悩む方が多いと思いますが、効果は絶大かと思われます。
ヘルメット治療をするなら、早めだと効果的のようです。
頭の形の変形で、耳の位置が左右対称でなくなってしまうことがあります。
こうした赤ちゃんにはヘルメット治療をおすすめしています
というアドバイスも受けました。
お嬢はそこまでではなかったので、一旦保留にして様子を見ました!
ヘルメット治療を検討している方は、ぜひ主治医と相談してみてくださいね。
顔がむくむ
早産、低出生体重児の赤ちゃんが「鼻マスク」の呼吸器を使用している場合、顔(とくに目)がむくんでしまうことがあります。
呼吸が少し安定してくると、鼻マスクから「ハイフロー」という呼吸器に代わると顔のむくみが取れました。
他にも私と同じように「早産、低出生体重児の赤ちゃんが鼻マスクで顔がむくんだ!」とびっくりした方がいたので、ご紹介しました♪
突然出べそになる
産まれてすぐはなかったはずの出べそ。
産後しばらくしたら
こ…これは!!
と驚くくらいなぜかおへそが出てきました!!
ショックを受けて、すぐTwitterで
お嬢が出べそなんですが泣
とツィートすると、
「うちもそうでした!!」
という低出生体重児のママさんたちがたくさんいました!!笑
出べそは早産&低出生体重児あるあるなんですね。
【臍ヘルニアの原因と治療法】
出べそは正式には、「臍(さい)ヘルニア」と言います。
早産児(特に極低出生体重児、超低出生体重児)は「臍ヘルニア(出べそ)」になる赤ちゃんが非常に多いです。
看護師によると、原因は「腹筋が未発達であるため、おへそが外に飛び出した状態である」から。
早産児(特に極低出生体重児、超低出生体重児)は普通に産まれた赤ちゃんと比べ、体の発達が十分でないため、臍ヘルニアになる赤ちゃんが多いんです!
【治療法】
①自然に治るのを待つ
低出生体重児の赤ちゃんも、腹筋が発達すれば自然に治ることがほとんどのため、何もせず、自然に身を任せておへそが凹むのを待つ方法。
ちなみにお嬢は生後4ヵ月~5ヶ月で自然に凹みました!
おへそが凹むまでは、泣いたり怒ったりする瞬間、おへそがボーンと出てきていました笑
(追記:2023年6月16日 凹んだと思っていた臍ヘルニア、若干復活中です…)
②圧迫療法
おへそをテープで抑えたり、綿球(またはスポンジ)でおへそをへこませ、両側の皮膚を中央にたぐりよせてテープなどに固定したりする方法です。
低出生体重児でこの治療法を行っている方を知り、私も病院の先生にできないか相談してみたのですが、
今の時期(夏)はテープでむれてかぶれることがあって、おすすめできないので、
NICU入院中はしていなかったんです。
もしどうしても、と希望があったり、出べその改善が見られない場合は主治医と相談してください。
とのことで、圧迫療法に関してはあまり積極的な病院ではなかったようです。
病院や医師によって治療方針があるようなので、ぜひどうしていきたいか、相談してみてくださいね。
③手術
最初私もお嬢は手術かな!?と思ってヒヤヒヤしていたのですが、出べそは1歳ごろまでに改善されることが多いようで、
看護師によると手術する低出生体重児の赤ちゃんは少ないとのことです。
2歳ごろになっても出べそが改善されない場合には、医師と相談してみてくださいね。
出べそが治っても、出べそでのびきってしまった周りの皮膚が気になる場合、手術することができるとのことです!(目安3歳くらいになったら)
超小さいうちから直母開始
NICUで直母の練習を開始するのですが、648gの超低出生体重児だったお嬢が、いつ頃から直母を開始したかというと
体重が約1,200gの頃からでした!!
え、赤ちゃん...小さすぎるんですけどー!!!!!!!
・1,200gの赤ちゃんは当然口が小さすぎるのでなかなか乳首が口に入らない
・直母の練習に行っても低出生体重児の赤ちゃんはだいたい寝ている
・小さすぎて、クッションやバスタオルを使っても胸の高さに低出生体重児の赤ちゃんを持ってくるのが大変
など
⇒このような理由で、約1,200gの低出生体重児の赤ちゃんの直母、うまくいかないのは「超あるある」の話。
「お願い!母乳、直接飲んでほしい!!」という気持ちが強いと思いますが、
みんなそんなものだから、飲めなくて当然!
と思い詰めずに行きましょう♪
↓低出生体重児は小さめで退院してくることが多いので、しっかりとした授乳クッションを用意するのもおすすめです。
意外と寝てくれない
退院直後、特に多い話なのですが、
NICUにいたころは、面会に行けば結構寝ていたはずの低出生体重児の赤ちゃんが退院後
どうして!?なかなか寝ないんですけど!!
という「赤ちゃん寝ない」問題。
普通に産まれた赤ちゃんも、最初の頃はなかなか寝ないのですが、
NICUの入院をしていた低出生体重児の赤ちゃんは、普通に産まれた赤ちゃんと同じ要因に加え、以下の2つの理由があるのでは…と
lala♪なりに推測してみました。(あくまで個人の見解です)
①環境の変化に慣れていないから
NICUの入院が長かった低出生体重児は、退院後の新しい環境に慣れていない可能性が考えられます。
赤ちゃんはリラックスした環境でよく寝るとされているので、環境の変化(部屋の環境、看護師から離れてママとパパにまだ慣れていないなど)に敏感な赤ちゃんだと興奮してなかなか眠れないのでは、という見解です。
②NICUで昼夜のリズムがつくれなかったから
主に「赤ちゃんが寝ない」ことで悩んでいる低出生体重児のママさん、パパさんは
お昼寝よりも「夜」赤ちゃんが寝ないことに悩んでいる方が多い印象です。
NICUでは低出生体重児の赤ちゃんができるだけ夜眠れるように消灯したり、保育器にタオルや布をかけたりなどの配慮をしています。
それでも
・NICUでは赤ちゃんの治療のために、様々な「音」が常に鳴っている(アラーム、他の赤ちゃんの泣き声)
・部屋を完全に真っ暗にはできない
・赤ちゃんが夜寝ていても、起こしてきっちり3時間ごとに母乳&ミルクを飲ませる
など、赤ちゃんに少し刺激がある環境であることは間違いありません。(NICU内の音は低出生体重児の赤ちゃんにストレスがない程度に抑えているようですが、全ての低出生体重児の赤ちゃんが大丈夫と言い切るには少し疑問が残ります。)
このようなNICUの環境で、NICUで昼夜のリズムがつくれなかった低出生体重児の赤ちゃんがいるのでは、という見解です。
夜中ずっと唸って寝ない
ちなみにNICU退院したての低出生体重児の赤ちゃんで「夜中ずっとうなっていて寝ない」という赤ちゃんが、立て続けにいました。
参考までにフォロワーさんに聞いてみたのですが、
早産・低出生体重児の赤ちゃんが唸るときは、お腹が張っている時が多いから、
浣腸でガス抜きをしてあげてくださいね
と看護師さんからアドバイスをいただいたようです!
低出生体重児の排便が上手にできなくて、お腹が張って苦しかったからかもしれませんね。
このうなりは退院からしばらくするとおさまってくることが多いようです!
【極まれに、どんな環境でも寝る「強者」の赤ちゃんがいる】
はい、ごめんなさい。実はこれお嬢です。
NICUの騒音、強い光に一切動じず。
NICUの環境に鍛えられ、どんな環境の変化にも一切動じない「強者」になって帰ってきました!!!!(笑)
こんなにめちゃくちゃ寝て環境に強い低出生体重児は、お嬢以外知りません…。
どれくらい寝たかというと
・退院後~ずっとセルフねんね(寝床に置いたら勝手に寝る)していた(夜も昼寝も)
・夜中はこちらが起こすまで一切起きなかった(20時~8時まで)
・退院後から上の子と同じ部屋で、同時に寝るのが可能だった
普通に産まれてきた赤ちゃんだってここまで寝る子を知りません…
フォロワーさんで
うちの子夜よく寝てくれるんだけど、NICUの環境に鍛えられたからかな?
という方がいらっしゃったのですが、いわばその通りであるものの
最初から「よく寝る」低出生体重児の赤ちゃんは、私の知っている限り少数派の「強者」かと!
なので、「寝ないかも」と思っておいていただいて、低出生体重児の赤ちゃんが退院するまでに対策を考えておくのがよさそうです。
\赤ちゃんが寝ない悩みについてはこちら♪/
ミルク(母乳)飲まない
これは、出産後の早産児&低出生体重児で「あるある」の話 No.1です!!
実際にNICUの看護師さんも
退院後、一番多く相談を受けるのが
「ミルク飲まない」ことなんです
と明言していました!!
お嬢はどこでも寝る「強者」で、手があまりかからない子でした。
ただ一つ、ミルク(哺乳瓶)拒否を除いては。
ミルク(母乳)飲まない悩みとは
・直母飲まない
・「哺乳瓶」から母乳やミルクを飲まない
など。
ミルク拒否に関しては、こちらの記事をご覧ください♪
\人気No.1記事!!/
↓病院で使っているもので多いのが「母乳実感」の哺乳瓶です。
退院に備えて、どの哺乳瓶を買えばいいか悩んでいる低出生体重児のママさん、パパさんは、とりあえず病院で使っているものと同じもの、同じサイズの乳首を聞いて買ってみることをおすすめします!
まとめ
今回の記事では
「出産してびっくり!実は多い早産児&低出生体重あるあるの話5つ」
をお伝えしました。
今回の記事で
うちの子だけじゃなかったんだ。
悩んでいたのは自分だけではなくて、
他の方も同じように悩んでいたのね。
とわかると少し安心していただけたら嬉しいです。
早産&低出生体重児の赤ちゃんの育児は大変なことも多いかと思いますが、
皆様の育児を全力で応援しています。
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