摂食過敏が判明!?中期食をクリアした方法をシェア!
みなさんこんにちは!
胎児発育不全だったため、お嬢を648gで出産したlala♪です!
前回、自力で初期食をなんとか食べさせることができたものの、中期食の固形やおかゆの粒を感じると、
嘔吐してしまうお嬢。
主治医に相談しながら、訪問看護ステーションを契約し、STの離乳食、摂食指導を受けることになりました。
初期食も非常に大変でしたが、中期食開始~終了までも非常に困難を極めました…。
今回の投稿では
①訪問看護ステーションと契約するまでの道のり(STとは?)
②STが見つけたお嬢の”課題”
③中期食を食べられるようになった方法(おすすめの食品&BF)
をお伝えいたします!
\離乳食「初期食」を突破した話はこちら/
目次
STの訪問開始!
フォローアップ検診で、主治医に離乳食の相談をすると、STによる摂食指導を勧められました。
STのところに通うか、訪問してもらうか悩んだのですが、
今、やることが多くて大変だから訪問をおすすめします
とのことで、訪問タイプのSTを選ぶことにしました。
STとは?
そもそも
STって何?どんなことをしてもらえるの?
と疑問に思う方も多いですよね..!
STとは「言語聴覚士」の略称です!
聴覚、発語や発声、呼吸、認知、発達、摂食&嚥下に関わることに対して、検査や評価、訓練や指導、支援を行います。
STと契約するまでの道のり
まず、契約先を探すのですが、紹介してくれたのは主治医ではなく、
私が出産して入院中、いろんな機関との繋がりを紹介してくれた窓口の看護師さんでした!(主治医の勧めで電話をし、契約先を紹介してくれました。)
歯医者or訪問看護ステーション
紹介してくれたリストの中には、
歯医者と訪問看護ステーションがありました。
そう、歯医者でも摂食指導が受けられるところがあるのです!
私も仕事で、歯医者による摂食指導とSTの摂食指導、両方を経験したことがあります。
正直なところ、非常に勉強になったのは「歯医者」の摂食指導でした…!
お嬢が受けるかもしれなかった歯医者の摂食指導では、同じ方法を行うかはわからないのですが、
私が経験した指導では、歯医者がお子さんののどに聴診器を当て、飲み込み方を聞き、飲み込みが弱いか、適切かを確認してくれました。
食べさせ方が確実に安全か、それとも危険で誤飲の危険性があるかも、お話していて信憑性がありました。
お嬢は嘔吐を繰り返していましたし、
正直詰まらせて、窒息しそうで怖い…。
と思ったので、歯医者がいいかなと考えたのですが…。
お嬢の場合は、歩き方、体の使い方などにもこれからの発達に不安がありました。
また、経管栄養ギリギリのラインにもいました。
そのため、「OT、PT」さらに「訪問看護」も行っている「訪問看護ステーション」と繋がっておくのがベストだと思い直し、
訪問看護ステーションとの契約を決めました!!
訪問看護ステーションとの契約には「主治医の意見書」が必要でした!
私の契約したところは、直接病院とやり取りをしてくださって、
私が病院に足を運ぶことなく契約ができたので、本当に助かりました!
うちの子はSTを受けられる?
どんなお子さんがSTや訪問看護ステーションを受けられるのか、主治医に聞いたところ、
医師の許可さえあれば、誰でも大丈夫ですよ
とのことでした!
超低出生体重児として生まれたお嬢は、フォローアップ検診で医者と相談できるので、訪問看護ステーションに繋がりやすかったというメリットはありました。
訪問看護ステーションは、医療的ケアのお子さんしか受けられないと考えている方もいらっしゃいますが、医療的ケアがなくても契約できます!
ただ、
すぐにSTと契約したいと思っていても、
医者がGoを出してくれないので、
なかなか契約できない…
というママさんも多い印象です。(私も悪い意味ではなく、現状焦る必要はないから、あと数ヶ月様子をみましょうと言われました!)
STが見つけたお嬢の”課題”
初めてのST訪問で、お嬢が離乳食を食べている様子を見ていただいた時に、
・お嬢は主に口先でしか食べられていない
➡上顎の奥に過敏がありそうだと判断。
確かに指定された場所を指で刺激すると、オエっとなりました…!
お嬢には摂食過敏があることがわかりました。
克服するための方法3つ
離乳食を食べられるようになるには
①体をたくさん使うこと
体の大きさが大きくなれば、もっと食べられるようになるのはもちろんなのですが、
体をたくさん使って、筋力をつけたり、体を上手に使えたりするようになると、食べることにも影響があって、食べることの発達にもつながるとのことです!
②摂食過敏をとるための対策を行う
具体的には「口腔ケア」です!
お嬢が過敏を感じる上顎の部分を少し刺激して、慣れさせる方法です。
STさんがおすすめしてくださったのは、歯ブラシ系で口腔内を刺激する方法です。
お嬢の場合は食事前後だと嘔吐しやすいため、それ以外の時間帯で行うことを勧めていただきました。
(最近は食事前に行っています)
・電動歯ブラシ
0歳~使用可の電動歯ブラシがあります。特にいろんな色に光るものが赤ちゃんの食いつきがよく、人気です!
こちらの電動歯ブラシで口腔内を刺激する方法です。
・指サック系の歯ブラシ
私が購入して現在も使用しているのが、こちらのシリコンで指サックのような歯ブラシです!
まずはママの指で慣れさせるのがベストだと思ったのと、電動歯ブラシより低価格だったので…(笑)
デメリットは、時々指をお嬢に噛まれます(泣)
・口腔ケア用スポンジ
お子さんの口の大きさによりますが、口腔ケアといえば口腔ケア用スポンジ!
お嬢の口にはちょっと大きそう…ということで断念。
これからの成長を見ながら、取り入れたいと考えています。
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③ペースト食に、少しだけ中期食
これはSTではなく、栄養士に電話相談をした際にいただいたアドバイスなのですが、
メインは初期食だけれど、ほんの少しだけ中期食を混ぜて食べさせ、慣れさせる方法です。
(こちらはかなり実践したので、また後で詳しくお伝えしますね!)
中期食を食べられるようになった方法
STからいただいたアドバイスを試しつつ、環境を変えてみることも行ってみました!
ちなみに、
離乳食開始(初期食)➡修正6ヶ月~修正9ヶ月 ※1回食
中期食~後期食➡修正9ヶ月~修正1歳 ※2回食
という感じでした。
いずれも約3ヶ月かけています。
環境の変化3つ
環境を変化し、どちらかと言えば、お嬢が….というよりも、私がちょっと楽になったなという感じです笑
①スプーンを変えた
ハーゲンダッツなどのアイス用プラスチックスプーンから、
フォロワーさんからおすすめいただいたスプーンに変更!!
かなり食べさせすくなりました!
お嬢のように、体が小さく、お口の小さい赤ちゃんのお口にも入ります!(小さめの、浅めのスプーンです)
離乳食開始時には口を頑なに開けなかったお嬢も、中期食では抵抗なく開けてくれるようになったので、
シリコンスプーンでも大丈夫になりました。
②ベビーチェアに変えた
お嬢は体が小さく、ベビーチェアを諦めてバウンサーで離乳食をあげ続けていたのですが、ロータイプだったので大分腰がやられました…。
そんな中、
そろそろ、お嬢に合いそうなベビーチェア見つけられるんじゃない?
そんな中、フォロワーさんからDMをもらい、
そろそろ本気で探すか…
と文字通り、重い腰を上げ(笑)、見事小さい赤ちゃんでも座れるベビーチェアをゲット!
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離乳食をあげるときに、本当に楽な姿勢であげられるようになりました!(腰も楽)
お嬢も姿勢よく食べられるようになりました!(心なしかほんの少し食べる量を増えた気も)
③音楽を流す
フォロワーさんが、
離乳食の食べがあまり進まないときは、本人が好きな音楽流しています
と言っていて、お嬢も「オエオエ」が続くときや、機嫌が悪くなってきたときは、本人の好きな音楽を流すようにしました。
不思議なのが、音楽を流すと「オエオエ」が収まることも多かったのです。
本人の気を紛らわせたり、気をそらせたりする作戦はわりと成功しました。
(現在は音楽を流さなくても、当時よりは食べられるようになってきています。)
音楽はアレクサにおまかせ!
離乳食で手がふさがっているときに、「アレクサ、〇〇(音楽)かけて」と言うだけで、音楽が流れます!
ちなみにwifiのある環境であれば、どこでも運びできて音楽が聴けるので、帰省や旅行の際、落ち着かなかった当時2歳児の上の子のために、持ち歩いていました笑
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初期食➡中期食に移行するためには、形のあるものに抵抗がないようにしないといけなかったので、
豆腐とバナナ
でひたすら練習を開始しました。(形はあるけど、詰まらせず、崩れやすく柔らかい食材)
あとは、STさんから受けたアドバイスで、私は実践しなかったのですが
あえて冷たい食材を与える方法をおすすめとのこと。
冷たいと味覚が鈍り、感覚も鈍るので、普段食べられない食材を食べるようになることがあるそうです。
(普段の食事やBFでも冷たいものを取り入れてみる)
そういえば、ヨーグルトって冷たいけれど好きなお子さんが多いですよね…!
酸味もあるのによく食べられるなと思うことがありますが、冷たいせいで味覚が鈍くなるのかも。
驚きましたが、アイスもおすすめされました(笑)
おすすめの食品&BF(ベビーフード)
この食品をひたすらあげ続けて、中期食を攻略したと言っても過言ではない食品たちを紹介します!
自力でお嬢に適した食材の固さ、大きさを再現するのは困難を極め、ベビーフードメインに頼ることにしました。
ベビーフードはとろみがついているので、食べやすく、ありがたい存在です…!
現在も体調を崩したときには、これから紹介する「中期食で活躍したBF」をあげています。
コープ
①7ヶ月~使えるキラキラステップのシリーズ3つ
画像引用元:コープ公式HP(きらきらステップ)
こちらの3種類、7ヶ月~のきらきらステップシリーズが中期食を食べられるようになったきかっけです!
具が少なめ(経費の関係?笑)なので、“ペースト食の中にほんの少しだけ中期食“がまさに実現していて、
このシリーズを食べられるようになり、次に紹介する「和光堂」「キューピー」のベビーフードをコープのシリーズに少しずつ足していって中期食が食べられるようになりました!
②初期食から使える8倍がゆ
初期食から使えるおかゆ!
8倍がゆだったのも良くて、10倍がゆからのステップアップがしやすかったです。
市販のものだと7倍がゆはあるのですが、いきなり7倍がゆはお嬢にとって難しいハードルでした。
また、市販のもとだと量が多すぎるのでもったいない…。
こちらのコープの8倍がゆ、ブロックが小さいサイズなので食べきることができました!
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和光堂
多くのベビーフードを販売している和光堂!
その中でも特に重宝したベビーフードをご紹介します♪
①そのまま素材シリーズ
これ、良いです。
フォロワーさんも使っていて、他のベビーフードは食べなくても、これだと食いつきが良いので味が美味しいのではと話していました!
次に紹介する「キューピー」よりもじゃがいもが小さめで、野菜が全体的に柔らかい印象でした。
実は、9ヶ月~の「そのまま素材シリーズ」も、潰したり細かくしたりすれば「中期食」で食べられます!(メーカーで記載あり)
次のステップには9ヶ月~の「そのまま素材シリーズ」から始めてみるのも良いですね。
(お嬢には量が多すぎるので、小分けにして冷凍していました。)
②しらす雑炊
和光堂のお弁当的なシリーズです。
他のセットは、炭水化物的なもの(80g)+野菜的な物(80g)なので、お嬢には量が多すぎて断念。
こちらのしらす雑炊のみ、しらす雑炊(80g)×2個なので、ありがたい存在でした!
苦手なしらすを食べられるようになったきっかけのベビーフードでもあります。(摂食過敏のお子さん、しらすが苦手な子が多い印象でした)
麵系を詰まらせていたお嬢に、こちらがジャストフィットでした!!
(それでも当時、グラタン系のBFは食べられませんでしたが)
今でも体調不良時は、おかゆよりむしろこちらのうどん系BFが食べやすいみたいです。
キューピー
お嬢が食べられるものを見つけると、嬉しくて興奮して、ついついまとめ買いをしていました笑
特にキューピーは瓶なので、重たいためネットでの注文はおすすめです!
次のステップ(後期食、完了食など)に上がったとしても、体調不良でまた初期食、中期食に戻る…なんてことは日常茶飯事だったので、
まとめ買いしても無駄にはなりませんでした!
これから紹介するキューピーのシリーズは非常に重宝しますので、まとめ買いもおすすめです!
開封後も冷蔵庫で1日保存、さらに冷凍保存も可能です。(小分けにして冷凍していました)
①こだわりのひとさじ「鯛雑炊」
和光堂より量が少なめの70gは、お嬢にとってちょうど良いサイズでした。
また、キューピーは瓶のため、外出時に手が汚れにくく重宝しました。
後期食、完了食ではベビーフードの量が増えるので、外出時は後期食、完了食でもこちらの鯛雑炊をあげていました。
(嘔吐しやすいお嬢も、外出時でこれだと詰まらせないので安心でした。)
②角切りミックス
これに助けられたママさんは多いのではないでしょうか!!
このサイズ感、固さ、なかなか自力で作るのは大変です…!
じゃがいもが少し大きめなので、注意です。(最初は少し潰してあげることをおすすめします)
食材は和光堂より少し固めの印象でした。(←個人の感想です)
こちらもおすすめです!
お嬢の場合は肉系、魚系が苦手だったり、大豆でむせたりしたので、まず先程紹介した「角切りミックス」で慣れてから利用しました!
大豆は慣れるまで細かくしてあげていました。
食べる量は増えていない
初期食、中期食の時点では、離乳食のカロリーが非常に低いことはわかっていました。
本当に早産児ママさんの悩みで、非常に多くの方から
離乳食の量を増やしたら、ミルク減らした方がいい?
というご質問を受けるのですが、個人的には初期食、中期食の時点でミルクを減らす必要はないと考えます。
離乳食で必要なカロリーを補うのは、まだ難しいと考えているからです。
お嬢の場合、離乳食の量は増やさず、栄養剤の量を少し増やし、体を大きくすることを優先しました。
(初期食の期間が長くても、初期食の時点で、2回食にもしませんでした。)
結果的に、それでよかったと思っています。
体が大きくなることのメリットを感じていて、
胃の容量が増えたので嘔吐が減る⇒カロリーが取れる⇒体重が増えていける
良い循環が回り始めました。
(当然、嘔吐ばかりでは身長と体重、共に大きくなれませんでした)
特に6キロ超えたあたりから、劇的に世界が変わった…!と思っています。(このあたりは後期食でまたお話しますね!)
驚くべき話…!
なかなか離乳食がすすまないXのフォロワーさんとスペースでお話をしたときに、
驚く話がありました。
普通、問題なく生まれたお子さんは1歳頃からミルクを卒業する子が多いですよね。
ですが、意見交換した早産児ママさんの中に一人も、ミルクを卒業しようとされている方がいなかったのです…!(笑)
もちろんみなさん、
離乳食とミルクの平行線はいつまで続くの…?辛い!!
とは思っていますが、今すぐ卒業しなくちゃ!と焦っている方はおらず、ミルクの卒業までは長い印象をもちました。
今一般的になった「補完食」の考え方で、「ミルクは卒業しなくてもいい」という考え方は、離乳食ゆっくりさんのお子さんに適した考え方ですよね♡
まとめ
離乳食がなかなか進まないと、本当にストレスですよね…。
私も暗闇のどん底にいました。どこに光があるのか、出口があるのか。
「もうあげたくない」「一生栄養剤でいい」「口開けてよ….」「嘔吐されたくない」
そんな投げやりな気持ちになったことばかりでした。
お嬢は他の子より数倍、時間がかかりましたし、体調不良になればまたしばらく初期食に逆戻り…。
ゼロからのスタートに何度も絶望しました。
本当に大変ですよね…。やはり順調に生まれたお子さんより育児ははるかに過酷だと実感しています。
どうか、一人でも多くの方の参考になりますように。